【赤蓮華絵巻の歴史語り】平将門①都市伝説や祟りの正体を探ってみた

皆様こんにちは★
赤蓮華絵巻の歴史語り 語り部Padmaです。
本日は大好きな平将門さんについて
お話したいと思います。
まず初めに、
皆さんは平将門について
どのようなイメージを持っていますか?
実は、事前にアンケートをとっておりました。
50名の方に将門さんのイメージを伺ってみたので
結果を見てみましょう★
⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩
このような結果になりました~!
やはり、首塚などの
怨霊や祟りの都市伝説のイメージが
強いみたいですね。
なので、まず今回は!!
私は、
鬼や妖怪、怨霊には
必ず正体がある!!!
と思うので、
今回は、私なりの考察を交えながら
将門怨霊・都市伝説についてお話します。
生首の飛翔伝説
将門の斬られた首が
京都から関東に飛んだという伝説は
あまりに有名ですね。
実は、
将門の首塚は東京以外にも
なんと10か所ほどあるようです。
恐らく、
さらされた首を見て心を痛めた一族や仲間が
ある夜密かに持ち去って故郷の坂東に
戻る途中に立ち寄った土地なのではないかと思います。
鎌倉時代・江戸時代の疫病
様々な時代の疫病流行の時に
将門塚を祀りなおしたそうですが、
これは「祟り神」というよりも、「守り神」として、
人々が将門さんにすがったのだろうと思います。
時代を経てなお、
語り継がれ頼られるカリスマなんでよね。
大蔵省に祟り?
祟りが続くので、将門塚が立て直された
というのも有名なお話ですよね。
こちらも一つづつ見てみましょう。
●大蔵大臣が病死
塚を壊して3年後のことだそうです。
しかも、この方は直接取り壊しには関わってないそう。
後に、将門さんの人物像なども別の動画でご紹介しますが
将門さんは関係のない人を祟り殺すようなお方ではありません!
●職員が立て続けに怪我・死亡
記録としてはないそうです。
●大蔵省に落雷?
塚の取り壊しから17年後だそうです。
しかも、大蔵省ではなく航空局への落雷なので
こちらも伝説の内容とは違うようですね。
しかし、
将門が新皇宣言をした背景には
雷神道真のお告げもあったようなので
雷に関する伝説があるのは、
なかなか興味深いですよね。
それにしても、
こういった噂によって首塚が再建されるのも
なかなかすごい事例だと思います。
GHQに祟り?
祟りを恐れたGHQは、首塚の取り壊しを中止した
というのも有名な都市伝説ですね。
こちらはなんと、半分本当!
ブルドーザーの横転事故は本当のことだそうです。
しかし、
GHQは祟りを恐れておらず、
そのまま工事が続いたそうです。
地元の方々(将門塚の保存会)が何度も
壊さないでくれとGHQに訴えたところ
その願いが聞き入れられて
取り壊しが中止になったそうです。
将門さんを慕う人たちの思いがわかるエピソードですね。
まとめ
いくつか都市伝説をあげてみましたが
こうしてみると、、
将門さんが
怪奇現象を起こしたり
直接祟りを起こしたり
してないですよね!?
では、祟りってなんなんでしょうね。
私は、
それは「民のおもい」なのではないか
と思います。
将門さんは
関東の人たちの土地と暮らしを
守ろうとした人だと思います。
ですので、
様々な時代において、
人々の暮らしや信仰や自由や権利が失われそうになった時
自分たちの怒りや不安、不満を
将門さんに重ねて訴えることで祟りが生まれるのかなと
私は考えました。
将門さんはこうやってずっと
民の思いを背負ってきたのでしょうね。
いまでも将門さんは
関東の人たちの英雄として慕われています。
鬼や怨霊伝説って、
二面性があることが多々あります。
一方では怖い怨霊、化け物、悪者のように描かれ
一方では救い主や守り神、悲劇の英雄として描かれ
どっちかだけでは本当の姿はわからないのでしょうね。
今回のお話もYoutube動画にまとめておりますので
こちらもぜひ見てくださいね!!
鬼の正体考察の動画もありますので
こちらも合わせてお楽しみください♪
さて次は、
将門さんの歴史的なお話をようと思います。
なんで乱を起こすことになったのか
意外と知られていないと思います。
実は、
家族でもめてたら
いつの間にか乱をおこしちゃってた?
みたいなお話なのです。
将門の乱のお話は2回に分けて
Youtube動画でもアップいたしますので
お楽しみに!!!
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| 歴史、鎧、舞 | 00:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑