私はイスラム文化全般が好きなので、
中東だけでなく、スペインやインドのイスラムアートも大好きです☆
北インドの建築とか模様は特に大好きで、
大学時代に
「北インドのイスラム建築」についてのレポートを書く為に
4年生の夏休みにインドへ旅行に行ったこともあります。
インド模様もかなり好きで、ヘナの模様集とか布の模様等をまねたヘナアートは、色んな所で活用しています。
例えば・・・
ダンスの衣装を着た時に、胸元とかお腹などにワンポイント描いてみたり。
(ウォータープルーフのアイラインか、ガッツリ描きたい時には油性マジックで描いてます!)
葉書や手紙のワンポイントに描いてみたり。
真っ白なオルゴールにも描いちゃいました。

中身の曲は、普通にショパンのノクターン。
箱根オルゴールの森で作ったマイオルゴールです☆
何パターンかの模様レパートリーを持っておくと、どんな時でも描けるので重宝します☆
ここでイスラムアート豆知識。
イスラム教では偶像崇拝を否定していたため、元々は人間や動物など命のある物を描いてはいけませんでした。
(イスラムの世界への広がりや、時代の流れとともに描かれるようになってます。そのへんのお話はいずれまた・・・・)
なので、イスラム世界では、草花をモチーフにした幾何学模様が発達しました。
モスクの壁や、布の模様、全て何らかの植物がモチーフになっているので、機会があったら注意して見てみて下さい。
イスラムの植物幾何学模様とか日本文化などのエキゾチックな東洋文化が、西洋でもてはやされて、アートに取り入れられたのが、
「アールヌーボー」だそうです。
有名どころでは、ガレとかガウディとかミュシャかな?

(これはミュシャです。ミュシャの絵は色んな所でよく見ますね。)
写実的な人物描写ではなく、植物を使ったモチーフ的なアート。
ごてごてした感じが、なんとも言えない豪華さがあって好きです。
こんな風に、
いろんな文化が各地で混ざり合って、また違う文化を生み出すという、世界が繋がっている感じがいいですね。
今、日本で私たちが普通に使っている物や言葉にも、イスラム世界発祥の物が沢山あるんです。
石鹸、シャーベット、コーヒー・・・・・この話もいずれまた。
(インドではイスラムが入ってくる前にも、ギリシア発祥の草木模様が定着していたのですが、この1つが仏教とともに日本に伝わった来た「唐草模様」です。)
元をたどると、意外な発見がある。
点と点が繋がると色んな事が解るんです。それが歴史と文化を学ぶ意味だと思います。